
北海道看護協会では看護職就業促進講習会(北海道委託事業)や、
看護職復職支援研修会(札幌市委託事業)などを開催されています。
ブランクのある方など看護職として復職を目指している方を対象に、
臨床現場や復職へのポイントなどについて研修会を開催し、復職活動を支援されています。
その一環として当院にも施設見学・実習の協力依頼がありました。
10月に1名の方が実習、11月には1名の方が見学にいらっしゃいました。
「大変有意義な時間でした」と言われ、療養病棟の業務も良く理解してもらえたようです。
コロナ禍でもあり、看護職の力はまだまだ必要です。
1人でも多くの看護職が臨床の現場に増えることを願っています。
病棟中庭の羽団扇楓(はうちわかえで)です。
名月楓とも言われていて、日本の固有種です。
北海道から本州にかけて分布していて、山地の谷や斜面に生える
羽団扇楓。夏の緑色から赤色になり、葉を落としながら冬の準備をする楓を眺めると、季節を感じることができます。
急に寒くなり、当院もすっかり秋らしくなってきました。
認知症ケアについての勉強会でのグループワークの様子です。
昨年より勉強会・グループワークなどはコロナ渦に対応するため、短時間・少人数で効率的に進行し、十分な換気設備のある広いホールで定期的に開催しています。
4月から当院職員への新型コロナワクチン接種が開始しました。
こちらの写真は当院の院長で1番目に接種している模様です。
今年も本郷通商店街の桜がきれいに咲きました。
こちらの白い花は芝桜で、病院の中庭の写真です。
昨年はあまり咲かなかったのですが、今年はきれいに咲いてくれました。
当院では新型コロナウィルスに対して迅速かつ適切に対応する為、
昨年新型コロナウィルス感染症対策チームを立ち上げました。
外来、病棟、職員共有場所における様々な対策に取り組んでおります。
当院スタッフは昨年春より、ゴミ袋や安価な農業養生シートを使用し、防護用ガウンを1000枚近く作成。
(全職員が最低でも1人1枚ガウンを作成)
作成したガウンで、職員全員がPPE着脱トレーニングを実施し、多くのスタッフが通常業務に加え、積極的に感染対策に取り組んできました。
入手困難な時期にはハンガーラックをパーテーション代わりに利用するなど、薬局受付カウンター用対面パーテーションをアイディアと、
ものづくりが得意な職員(通称:幌東病院制作部)が中心となって作成しました。
多くの職員が何らかの形でコロナウィルス感染対策に携わり、日常的に関わることで危機意識の向上と維持に繋がっています。
正面玄関横に人員を配置。熱のある患者様は玄関口からゾーニング。一般患者様はまずは総合受付に行きますが、熱のある患者様は右横のパーテーションのエリアに案内されます。
外来看護師が日々の診療の中での経験から改善し、現在のゾーニングになりました。
患者様が待ち時間に圧迫感を感じず、又人目も気にしなくて済むようなスペースになっています。
自家用車で来院された患者様にはドライブスルー方式での診療を実施。
その他、当院では院外に専用のプレハブを設置する代わりに大型車で待ち合いスペースを用意しました。
車内には個室のように仕切られるビニールカーテンが完備されています。
こちらは薬局の受付カウンターです。
左横に見えるのは制作部が作成したパーテーションです。
ここからは入院病棟のゾーニングされたお部屋です。
こちらの担当は各病棟看護師で結成された病棟ゾーニングチームです。年末年始もいとわず取り組んでいました。
次々と更新される新しい情報を加え、改善していきました。
現在はあらゆる発生状況に動じず迅速に対応できるマニュアルを作成し、感染を拡大させない様々な工夫が施されています。
当院の病室は廊下側の壁に透明のガラスがあり、廊下側からアイコンタクトがとれます。
こちらは4人部屋。
病室入り口に手作りのビニールカーテンと段ボールのキャビネットがあります。
薬品の梱包に使われている段ボールはとても丈夫で重宝してます。
このように当院では病棟での感染発生時を想定した病室が確保され、感染拡大を未然に防ぐ準備をしています。
こちらは4階ホール。
当院は診療エリアと職員専用エリアを明確にゾーニングし、認証システムにより関係者以外の方は職員専用エリアに入れない構造になっております。
院内は外気を十分に取り込む機能を持った換気装置が24時間作動しています。
この写真は看護部が主催した感染対策に関するWEBセミナー視聴会の模様です。
人数を制限し、前後左右十分な距離をとり、短時間で行われました。
こちらの写真は会議室で、パーテーションを設置しています。
少人数での会議のみこちらを使用、人数が多くなる時は先程紹介したセミナーが行われた広いホールを使用しています。
新型コロナウィルスに関する様々な会議も行われています。
こちらは職員食堂です。
アクリル板は高価なので100円ショップで販売されている品を組み合わせてパーテーション作りました。
こちらはお店によく置かれているポップ用のスタンドを利用した感染防止対策です。
また、当院では残念ながらコロナ陽性患者様が最期を迎えられた時の対応についても取り組んでいます。
コロナ感染症で亡くなられ、御家族が面会もできず遺骨になるまで会えなかったというニュースは多くの方が目にされたと思います。
このように通常の看取りや葬儀とは異なる方法で進むため、御家族も私達も気持ちの折り合いをつけることが難しい状況です。
当院では「おくりびとチーム」を立ち上げ、その方の最期を慌てず静かに適切に見送れるよう日頃から話し合いと練習を重ねています。
少しでも御家族の思いを汲むことができるよう医療者が思考を停止しないことを心がけています。